全日本女王・石川佳純、我慢の勝利 苦しみながらも3回戦へ<卓球 WTTスターコンテンダードーハ>

<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>

WTTスターコンテンダードーハの女子シングルス2回戦(ラウンド32)に石川佳純(全農・世界ランキング9位)が登場し、ニーナ・ミッテルハム(ドイツ・同39位)にゲームカウント3-1で勝利した。

全日本女王石川佳純が登場

写真:石川佳純(全農)/提供:ittfworld

1月の全日本選手権で5年ぶり5度目の優勝を果たした石川は、直前のWTTコンテンダードーハで女子ダブルス優勝(ペア:平野美宇)を勝ち取っている。しかし、シングルスでは、2回戦で早田ひな(日本生命)と対戦し、フルゲームの末敗れている。

写真;ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)/提供:ittfworld

対するミッテルハムは、中陣での回転量のある両ハンドドライブが特徴で、ラリーの安定海も持ち味だ。WTTコンテンダードーハでは、2回戦で伊藤美誠(スターツ)にストレートで敗れている。

石川佳純、ミッテルハムのラリー力に苦しむ

試合は、第1ゲーム、ミッテルハムの回転量あるドライブに押された石川が、2-11で落としてしまう。第2ゲーム、徐々に対応した石川が、ラリー展開でもしっかりと我慢し、11-5でゲームカウントを1-1に戻した。

第3ゲーム、台から距離を取り、ラリーに持ち込むミッテルハムにいきなり6連続失点を喫し、暗雲が立ち込める。しかし、そこから石川が7連続得点で一気に逆転。デュースとなり、12-11石川リードのタイミングでベンチの邱建新コーチがタイムアウトで勝負をかける。タイムアウト明けの1点は、相手のチャンスボールミスで石川に転がり込んだ。

苦しい展開を粘り切りリードした石川がそのまま第4ゲームも奪取し、ゲームカウント3-1で3回戦へ駒を進めた。

女子シングルス2回戦

〇石川佳純 3-1 ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)
2-11/11-5/13-11/11-2

文:ラリーズ編集部

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