ソフトバンク・工藤監督 ご満悦のワケは…「巨人戦12連勝」ではなく「4回の攻撃」

ゴキゲンのソフトバンク・工藤監督(右)

ソフトバンク・工藤公康監督(57)が9日の巨人とのオープン戦(ペイペイ)で、4回の攻撃を称えた。

先頭の7番・松田が中前打で出塁。続く8番・今宮が中前に落とす安打で、一走・松田が果敢に三塁を狙う。相手中堅手・丸の送球がそれた分、間一髪のセーフ。無死一、三塁と好機が広がり、9番・甲斐の二ゴロ併殺の間に松田が生還して3―3の同点に追いついた。

このシーンを自ら振り返った指揮官は「松田が今宮と2人でチャンスをつくって得点につながった。クリーンアップで得点できない時に下位で得点する、もしくは上位につなげると大量得点につながる」とうなづき、チームに根づく積極的な走塁を37歳のベテランが実践したことを念頭に称えた。

この試合、ここまでエンジンのかからなかった松田に2安打が生まれたこともあり、指揮官は終始ニコニコだった。

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