巨人の2メートル新人・秋広が意地の激走内野安打「走塁がダメだと思われたくない」

2回に同点の適時内野安打を放った秋広

〝超大型ルーキー〟が、今度は脚で魅せた。巨人のドラフト5位ルーキー・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が9日、ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイ)に「9番・DH」で先発出場し、2回に同点の適時内野安打を放った。

2回一死満塁のチャンスで迎えた第1打席、相手先発・杉山から放った打球はボテボテの当たり。それでも、2メートル超の高身長選手とは思えぬ走りで一塁を駆け抜けると、遊撃・今宮はどこにも処理できず、適時打となった。

秋広なりの意地の激走だった。「走塁がダメな選手とは思われたくない。悪いところがない、そういう選手を目指していきたいので、走塁も隙が無いように意識してやっているつもりです」

意識の高さに結果が伴うルーキーの働きぶりに、原監督も満足げだ。「いい当たりもしているしね」と、中飛にこそ終わったものの、外野の奥深くまで打球を飛ばした2打席目の内容を高く評価。秋広は開幕一軍入りに向けて、バット以外でも持ち味を発揮していく。

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