ペッパー応援団が大増殖の陰で… 鷹の主力ロボットが〝韓国流出〟

ひっそりと姿を消したスポット

ソフトバンクのPepper(ペッパー)応援団が話題を呼んでいる。9日の巨人とのオープン戦(ペイペイドーム)では約60体が確認できた。40体、50体…日々、個体数が増えるという進捗具合も拍車をかけ、ネット上では話題沸騰中だ。

一方でファンの間では「スポット不在」を嘆く声も目立つ。昨年「ロボット応援団」の一員としてペッパーをしのぐ人気を誇ったボストン・ダイナミクス社の四足歩行型ロボット「Spot(スポット)」の喪失感が広がっているのだ。

ペッパー増殖の理由について、担当者は「スポットがいなくなった分、ペッパーを増殖して盛り上げている側面は否定しません。実はそこを突かれると痛いところなんです…。すいません」と多くを語ろうとしない。

ボストン・ダイナミクス社は球団の親会社であるソフトバンクグループの子会社だった。だが、昨年12月に株式の80%を韓国・現代自動車グループに売却。そんな経緯が多分に影響した形でスポットは昨季限りで退くことになったようだ。

それでも担当者は「大集結したペッパーならではの展開を考案中ですので、ぜひ期待してください」と、スポット不在を補って余りある秘策を温めているという。謎を呼ぶペッパーの大量集結…自社ロボットによる新様式の応援に注目だ。

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