南アW杯の栄光再び? 本田圭佑 ネフチ・バクー入団なら1トップ起用も!

東京五輪出場をあきらめていない本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーへの入団が秒読み段階の元日本代表MF本田圭佑(34)が、1トップ候補に挙がっている。9日に自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送「本田圭佑『NowVoice』」(火曜午後7時)に出演。収録日は6日だが、ネフチ・バクーとの交渉について「検討していて、話を深いところまでしている。数日前から」と交渉の事実を認めた。

ようやく新天地が決まりそうな中、注目はポジション。本田は2018年ロシアW杯後は主に守備的MFでプレーしてきたが、現在は攻撃的ポジションへ意欲的だ。ポルティモネンセ退団を表明した際も「監督の戦術やチーム状況、選手の特徴を考えて自分のポジションを考えていく」と再転向を示唆している。

そんな本田の希望にネフチ・バクーの状況は合致。FW登録している5選手が挙げた得点は今季わずか3点。中盤ながら13得点のMFナミク・アラスガロフ(26)に依存しており、最前線で実力ある選手を渇望している。サミル・アッバソフ監督(43)は早くも「彼は様々なポジションでプレーしてきた。彼はどんなポジションでも我々に貢献できる」と早くも前線起用を視野に入れているほどだ。

指揮官は2トップを併用しつつ、3―6―1が基本戦術で手薄な1トップへの起用案も浮上してくる。1トップといえば10年南アフリカW杯のカメルーン戦で本田がW杯初ゴールを決めてブレークしたポジション。また東京五輪を目指す森保ジャパンでオーバーエージ枠の補強ポイントにもなっており、五輪代表入りを狙う本田にとっても好都合と言えそうだ。

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