メーガン妃の“差別告白”に英王室が声明 批判した名物司会者は番組を降板!

メーガン妃のインタビューが波紋を広げている(ロイター)

ヘンリー王子&メーガン妃の独占インタビュー特番が放送されたことを受け、英王室は9日(日本時間10日)、2人が「どれほど困難な数年間を送ってきたかを知り、家族全員が悲しんでいる」とする声明を発表した。一方、英国を代表する朝の情報番組を司会するピアース・モーガンは自身のメーガン妃批判をめぐり、降板が決まった。

7日に全米で放送された特番では、メーガン妃が妊娠中に「生まれてくる子供の肌の色についてどの程度黒いのか」とする人種差別的発言があったと告白したことについて、王室は「記憶の相違があるかも知れないが、真摯に受け止める」とした。

この発言について、メーガン妃をインタビューした司会者オプラ・ウィンフリーは後日、差別発言をしたのはエリザベス女王とフィリップ王配ではないと強調したが、誰の発言かは不明のままだ。

そんな中、英情報番組「グッドモーニング・ブリテン」の名物司会者で反メーガン妃の急先鋒として知られるモーガンは9日、同妃への批判が別の出演者に批判されたことに腹を立て、生放送中に席を立ち、番組を後にした。

メーガン妃はインタビューで王室内の人種差別に「生きていくことが嫌になった」とし「自殺も脳裏をよぎった」などと告白。これを聞いたモーガンは「メーガンの発言はひと言も信じられない」と一蹴していた。

同番組を放送するITVは同日、モーガンが降板を決めたとする短い声明を発表。モーガンの番組での一連の発言は英情報通信庁(オフコム)の調査対象になっていた。

騒動となり、モーガンは「メーガン・マークルを批判する者は誰でも人種差別主義者と見なされることを忘れないで」とツイートした。

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