ジョー・フレージャーがモハメド・アリ(いずれも故人)に判定勝ちして初黒星をつけたWBA&WBC世界ヘビー級タイトルマッチから50周年の節目となった8日、フレージャーの地元フィラデルフィアに建てられた記念の銅像がお披露目された。
アマチュアで1960年ローマ五輪ライトヘビー級金メダルのアリと、64年東京五輪ヘビー級金メダリストの無敗対決。「世紀の一戦」と呼ばれて語り継がれている試合は、フレージャーが最終15ラウンドに得意の左フックでダウンを奪うなどして3―0の判定勝ちをした。
完成した高さ約3メートルの銅像は、フレージャーが上体をかがめながら独特のフォームで打つ左フックがアリの顔面にヒットしたシーンが再現されている。
8日に行われたお披露目式典に出席した息子のジョー・フレージャー・ジュニアさんは「この試合はスポーツ史で最大とも言われるイベント。ぜひ多くの人に見てもらいたいです」とコメントしていた。