鳩山元首相 やりたい放題の悪徳総務官僚に「国会答弁も偽証罪を重くすべき!」

“友愛”の精神で悪徳官僚に物申した鳩山元首相

“友愛”を理念に掲げる鳩山友紀夫元首相(由紀夫=74)が10日、ツイッターを更新。菅義偉首相(72=元総務大臣)の長男で放送事業会社幹部の菅正剛氏(元総務秘書官)が、山田真貴子前内閣広報官(60)らを一晩で約37万円の“違法接待”した問題に言及した。

鳩山氏は「総務省の谷脇総務審議官がNTTから接待を受けたことで退職する。私は彼らが接待を受けていた事実よりも、東北新社の他には接待はないと、平然と国民に嘘をついていたことに愕然とする。誰しもまずいことは隠蔽したくなるのだろう」と指摘。

そのうえで「だから証人喚問だけでなく国会答弁も偽証罪を重くすべきではないか」と提案した。

山田氏と同期入省の谷脇氏は情報通信分野のエキスパートで、次期事務次官と目されていた超エリート。正剛氏から4回、総額約12万円の接待を受けただけでなく、通信界の大巨人NTTの社長らから連日、超高級レストランに招かれ、一般庶民が一生口にすることもないであろうフルコースを何度も“ゴチ”になった。

だが昨夏、総額約20万円の接待を受けた際には、会費として「5000円を支払った」と真顔で言い訳している。血税で高額な給与(年収2000万円超!)を得るだけでは飽き足らず、地位を利用して民間企業にもたかる厚顔無恥な行為は悪質性が際立っており、国家公務員倫理規定に完全に違反している。

なお、辞職した山田氏には何のお咎めもなく、退職金5000万円が満額支給される予定。辞職や更迭は国会での追及を逃れるための“口封じ”の手段ともいわれており、応じた悪徳官僚には手厚い報酬とバラ色の老後が約束される。森友・加計学園問題以来続くこの手の茶番劇に国民は不満を募らせており、鳩山氏は一石を投じたかったようだ。

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