長崎ヴェルカがバスケスクール4月開校 世界見据え英語で指導

太田コーチ(左)の指導を受けながらボールに触れる参加者=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 バスケットボール男子プロクラブの長崎ヴェルカは、4月から佐世保市で小中学生向けのバスケットボールスクールを開校する。子どもたちが世界で活躍してもらうことを願って、指導に英会話も取り入れる。
 早岐中から、延岡学園高(宮崎)、早大に進み、全国の舞台で活躍してきた太田匠コーチが指導を担当する。太田コーチはU-18日本代表をはじめ、国際舞台の経験も豊富で、現在は同市内で通訳の仕事をしながら、自ら設立したバスケット教室を運営してきた。
 6、7日は佐世保市東部スポーツ広場体育館などで体験会を開催。太田コーチと一緒に各種指導に携わる長崎ヴェルカの伊藤拓摩ゼネラルマネジャー(GM)や松本健児リオン選手も参加した。
 6日の指導は7歳以下、10歳以下、12歳以下の3コースに分かれて実施。ドリブル練習でボールを見過ぎないように「Look Up(視線を上げて)」というフレーズがコート上で響くなど、太田コーチや伊藤GMが英語を交えながらアドバイスしていた。
 初めて競技に触れた花高小1年の飯田章介君は「ドリブルで進んだり、パスもしっかり受け取ることができた」とバスケットを楽しめた様子。木風小5年の嶋原希天君は「(所属する)ミニバスのチームに外国語しか話せない同級生がいるので、きょう習った英語を仲間に伝えたい」と意欲的だった。太田コーチは「まずは楽しんでもらうことを原点に“ヴェルカスタイル”をつくっていきたい」と抱負を語った。
 スクールへの入会方法などの詳細はクラブ公式ホームページから。

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