感染防止規定違反のインディアンス2選手が謝罪 チームに再合流

日本時間3月6日に新型コロナウイルス感染防止のためのプロトコルを破って無断外出していたことが明らかになったインディアンスのホゼ・ラミレスとフランミル・レイエスは、同10日に定められた手順をクリアし、チームに再合流した。両選手はチームメイトの前に立ち、プロトコルを破ったことについて謝罪したという。テリー・フランコーナ監督によると、両選手は同11日のエンゼルスとのオープン戦からスタメンに復帰する予定となっているようだ。

両選手は日本時間3月10日の練習からチームに再合流。この日行われたレンジャーズとのオープン戦には出場しなかった。フランコーナは両選手がチームメイトへの謝罪を行ったことについて「それに至るまでにいろんなことがあった。(謝罪した側と謝罪を受け入れた側の)両方を誇りに思うよ。失われた時間は戻ってこないけど、これからどうしていくかのほうが私にとっては重要だ」と語っている。

インディアンスはラミレスとレイエスの両選手に対して処分を行うかについて明らかにしていない。「選手たちには良いときも悪いときも我々はチームなんだ、という話をした」とフランコーナ。「ホゼとフランミルは思慮深く、誠実にチームメイトへの謝罪を行っていた。誰かを困らせるようなことをしてはいけないし、それは2人にも説明した。今のチームの状況には満足している。何事も完璧ではないし、ここからが大事なんだ。きっと我々は大丈夫だよ」と選手たちへの信頼を口にした。

レイエスは昨年7月にもマスクを着用せずに独立記念日のパーティーに参加したという「前科」があり、「もう二度としない」と誓っていた。また、昨年8月にはザック・プリーサックとマイク・クレビンジャー(現パドレス)の2人がシカゴ遠征時に無断で外出し、マイナーキャンプへの降格を命じられるという「事件」もあった。新型コロナウイルス感染防止のプロトコルは状況に応じて改定されることもあり、インディアンスは選手とのコミュニケーションを徹底し、最新ルールの周知に努めていくという。

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