【MLB】ドジャース、米国でのアジア系人種差別を非難「野茂英雄ら多くの選手たちがいた」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:AP】

「人種差別に対して声を上げ、行動する責任、努力する責任が私たち皆にあります」

ドジャースは9日(日本時間10日)、新型コロナウイルス禍などを理由に米国内でアジア系住民への人種差別やヘイトクライムが広がっていることを受けて声明を発表。「ドジャース球団はこの広範囲に及ぶ外国人嫌悪による暴力や不寛容を明確に非難します。これらのいじめは臆病以外の何物でもありません」と非難した。

かつてジャッキー・ロビンソンが黒人初のメジャーリーガーとして活躍。「野茂英雄(日本)、朴賛浩(韓国)、郭泓志(台湾)ら草分け的なアジアン・オールスター選手たちのレガシーがあります。ドジャースはアジア系の祖先を持つ選手を、他のどの球団よりも多く抱えてきた」と多くのアジア出身選手が活躍した歴史を引き合いに出した。

デーブ・ロバーツ監督は沖縄出身で、母が日本人とアジアにルーツを持っている。球団は「人種差別に対して声を上げ、行動する責任、努力する責任が私たち皆にあります。抗議の瞬間だけではなく、いつでも」と強く訴えた。(Full-Count編集部)

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