「ファミリーちゃうんかい!」加藤浩次切りで蒸し返される岡本社長の〝名言〟

まさかの結末を迎えた“加藤の乱”

お笑いコンビ「極楽とんぼ」加藤浩次(51)が吉本興業から〝切られていた〟ことがわかり、衝撃が走っている。

吉本は9日に加藤との専属エージェント契約を今月末で終了することを発表。吉本側からの申し出だったという。

加藤といえば、2019年の闇営業問題の際、同社の大﨑洋会長、岡本昭彦社長ら経営陣を名指しで批判。日本テレビ系「スッキリ」の中で「経営陣が変わらないなら、俺は辞める!」と主張した。

その後、加藤は専属エージェント契約第1号タレントとなったが、今回あっさり終了。一部報道ではギャラ配分が加藤8、吉本2で吉本側に「うまみがなかった」ことも大きいとされた。これにショックを受けるのが吉本所属の若手芸人だ。

「それを言っちゃあおしめぇよって話。吉本は良くも悪くもフトコロの深い会社で、来る者は拒まず、売れていなくても抱えてくれる度量があった。そうした社風だから、駆け出し時代の薄給も我慢できた。今回、加藤さんにシビアな査定を下したことで、吉本が守り続けていたものが崩れた気がする」

別の芸人も岡本社長の〝あの発言〟を持ち出し、苦言を呈する。闇営業問題発覚後、同社長は5時間超に及ぶロング会見を行ったが、その中で「タレント、社員を含めて吉本興業は全員が家族、ファミリーであると考えております」と涙ぐみながら語っていた。

前出芸人は「ファミリーちゃうんかい! 加藤さんみたいに『割に合わない』で切られたら、たまらへん」と声を大にする。

〝加藤切り〟の余波は広がるばかりだ。

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