桑田コーチの指導も実践 巨人・菅野がブルペンで57球 後輩も大挙見学

その投げ姿は〝ヤングG〟にとって何よりの教本だ。巨人の菅野智之投手が10日に、残留組の練習が行われているジャイアンツ球場でブルペン投球を行った。

この日は、同じく残留組の後輩・戸郷とキャッチボールを行った後、ブルペン入り。その戸郷をはじめ、二、三軍の若手投手ら計10人以上が、エースの一挙手一投足を見逃すまいと、ブルペン後方で見学した。

後輩たちが見守る中、直球を中心にカーブ、ツーシーム、スライダー、カットボール、フォークと変化球の感触も満べんなく確かめ、計57球。左右の打席に打者を立たせながら、コースの投げ分けも入念に行った。

また、投球終了後にはマウンド上に残った踏み込み幅をしっかりとチェック。春季キャンプ中に桑田コーチから「マウンド上の足跡で調子の良し悪しが分かる」と指導されたもので、同コーチが不在でもしっかりと教えを守り、実践していた。

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