【森保ジャパン】10年ぶりの日韓戦 反町技術委員長は宿敵に「胸を借りる」

反町康治技術委員長

日本サッカー協会は10日、森保ジャパンが韓国代表と25日に国際親善試合(日産)を行うと発表。反町康治技術委員長(56)は10年ぶりの日韓戦にベストメンバーで臨む方針を示して「我々は胸を借りるつもりでやる」と意気込みを見せた。

フルメンバーが招集できる国際Aマッチデーでの日韓戦は2011年8月以来10年ぶり。反町委員長は「韓国さんがどう考えているか分からないが、我々は欧州組を含めてベストメンバーで考えていることは間違いない」と明言。新型コロナ禍で特に国家間の移動を伴う欧州クラブとの交渉は難しい状況だが、可能な限り、ベストメンバーを招集する方針だ。

今回はホームでの開催ということもあり「現時点でいろんな制限がある中で、できると合意してくれた。お互いに強化をしたいという希望があったので成立できた」と新型コロナ禍で来日する韓国に対して感謝の言葉を口にした。

そのうえで、日韓戦が持つ意義を説明。「我々日本は、隣国である韓国さんとは切磋琢磨している関係。過去をさかのぼると我々はなかなか韓国の壁を越えられずに世界に行けなかった。それに追いつけ、追い越せでやってきた。我々は本当に胸を借りるつもりでやるしかない」と反町委員長は挑戦者の立場を強調し、宿敵との対決が森保ジャパンの強化を図るうえで大きなプラス効果をもたらすとした。

日韓戦の通算成績は13勝40敗23分けと大きく水を開けられている。アジアの強国である宿敵との対戦は、森保ジャパンの現状を測る格好の舞台となりそうだ。

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