パリSGのネイマール CL決勝Tバルサ戦第2戦も欠場決定 PSG移籍後は稼働率が大幅低下

ネイマール(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(29)が、2017年夏にチームへ加入してから欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントの欠場率の高さを指摘されている。

ネイマールは、1―0で勝利した10日のフランスカップ9回戦2部カーン戦で左内転筋を負傷して離脱。先月16日に行われた4―1で勝利した古巣バルセロナ(スペイン)とのCL決勝トーナメント1回戦第1戦は欠場した。

その後、ケガは順調に回復し、同第2戦(10日)に間に合う可能性も伝えられていたが、欠場が決定。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は「彼は実戦でしっかりとプレーできる状態にない。彼は本当にこの試合を楽しみにしていたから残念。あと数日で試合に復帰できる」と説明していた。

この欠場を受けてスペイン紙「スポルト」は、パリSG移籍後、CL決勝トーナメント11試合中わずか6試合しか出場できておらず、出場率が約54%にとどまっていると報じた。バルセロナ時代は100%だったのと比べると差は歴然。またCL全体でも出場率は約70%で、これもバルセロナ在籍時より28%減だという。

準優勝した昨季は、決勝トーナメント全試合に出場しただけに、悲願の初優勝に欠かせない存在なのは明らか。第1戦は敵地で4―1で大勝しているだけに、ネイマール抜きでも勝ち上がれる可能性は高い。〝欠場男〟のイメージを払拭するべくベスト8以降の戦いで本領を発揮したいところだ。

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