野田聖子氏、高市早苗氏も…「NTT高額接待」追求する野党幹部にブーメラン砲の恐れ

野田聖子氏

NTT(日本電信電話株式会社)による総務省幹部の高額接待問題を巡り、国会議員の「接待リスト」衝撃情報が永田町で流れている。

週刊文春(電子版)は10日、安倍政権で総務相を務めた自民党の野田聖子幹事長代行(60)と高市早苗衆院議員(60)が、在任中にNTT側から高額接待を受けていたと報じた。

ほかにも菅内閣の坂井学官房副長官(55)や寺田稔衆院議員(63)が、総務副大臣時代に接待されていたという。

文春によると、野田氏らの高級接待の舞台は、総務官僚と同じ東京都内の会員制レストラン。野田氏は2017年と18年に立川敬二NTTドコモ元社長らから、高市氏は19年と20年に澤田純NTT社長らから接待を受けていた。

この日、野田氏は自身が会長を務める「超党派ママパパ議員連盟第14回総会」にリモート参加。NTTからの高級接待問題については一切触れなかった。

高市氏は自身のホームページで「在任中は割り勘や全額当方負担を徹底し続けた。会費を超えるような食事や飲み物が出されていたとしたら(NTT側の)約束違反だ」と指摘。料金と会費の差額があれば至急支払うと説明した。

武田良太総務相(52)は参議院予算委員会で、立憲民主党の白真勲参院議員(62)から接待を受けたか否かについて質問された。

「国民が疑念を抱くような会食・会合に応じたことは一切ない」とうやむやな答弁を繰り返すと、野党側が「きちんと答えるべきだ」と激怒した。

文春は野田氏ら4人以外にも、退任後に接待を受けた政務3役経験者が少なくとも15人いると伝えた。

政界関係者は「NTTの接待リストには自民党議員だけでなく、野党幹部らの名前が入っているという。公になればブーメランとなってはね返ります。野党側が国会でどんな質問をぶつけるのか注目されています」と話している。

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