金型冷温調機『MCX2シリーズ』を新発売

8~90℃の幅広い温度域で、プラスチック成形に適切な温度の温調水を供給する

2020年3月10 日
株式会社松井製作所

株式会社 松井製作所(大阪市中央区 代表取締役社長 松井宏信)は、8~90℃の広範囲でプラスチック成形に適切な温度の温調水を供給する金型冷温調機「MCX2シリーズ」6機種を、2021年3月に発売いたします。

当機は、8℃の低温域から90℃の高温域まで1台でカバーできる金型温度調節機で、表面品質の向上、寸法精度の安定、成形サイクルの短縮など、成形品の付加価値を高める効果が期待されます。
特に、一般的な金型温度調節機とは違い、当機は冷却/温調機能を有しているため、給水温度や外気温などの外的要因の影響を受けることなく、年間を通じて安定した温調水の供給が可能となります。

さらに、金型の固定型と可動型の2系統で個別に温度制御が可能となる2回路(-D)モデルなど、様々な成形現場に対応できるラインアップを用意しています。

< MCX2-G3-06D >

<装置特長>

1.8~90℃という低温から高温まで幅広い温度域に対応

2.±0.3℃の高精度な温度コントロールが可能

3.見やすい7インチ大画面タッチパネルを採用

【特長】

1.8~90℃という低温から高温まで幅広い温度域に対応

チラーもしくは、金型温度調節機だけではカバーできない幅広い温度域を1台で対応できます。

くわえて、チラーと金型温度調節機の併用では、媒体温度の制御が難しいとされる35~45℃の温度域で温調水の安定供給が可能で、ハイサイクル成形、高品質成形に最適です。

また、金型の固定型と可動型で別々に温度制御が可能となる2回路(-D)モデルも用意しています。

2.±0.3℃の高精度な温度コントロール

ポリウレタン(PUR)やメラニン樹脂(MF)などの熱硬化性樹脂や、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)をはじめとする熱可塑性樹脂の成型で、その仕上りに影響が出やすい金型の温度管理において、高精度な温度にコントロールされた温調水の供給ができるため、成形サイクルの短縮による生産量UPに効果が見込めます。

3.見やすい7インチ大画面タッチパネル

視認性に優れた7インチの大画面タッチパネルを採用しており、媒体の温度や圧力、稼働履歴などをグラフ化し、グラフィカルに表示することができます。

あわせて、警報の内容やその対処法を画面上でお知らせすることも可能です。

< 7インチタッチパネル>

【仕様一覧】

※ 本機は、50Hz・60Hz共用機です。

※ 外形寸法は、本体のみの寸法となります。