諫干問題で公開質問状 諫早市長選立候補予定者に

 諫早市の市民団体「諫早湾干拓問題の話し合いを求める会」(代表世話人・古賀勝さんら2人)は9日、同市長選の立候補予定者3人に対し、さまざまな立場の人による諫干問題の対話への参加の可否などを問う公開質問状を提出した。
 同会は2016年から潮受け堤防排水門の開門調査への賛否に関係なく、農業者や漁業者、市民、行政の対話の場の設定を求め、これまで約4300筆の署名を集めている。
 質問は5項目。開門調査を巡る複数の訴訟への考え方や排水門の部分開放に対する賛否など。15日までの回答を求めている。
 同市長選には現職の宮本明雄氏(72)、新人で元国土交通省職員の山村健志(つよし)氏(47)、新人で前県議の大久保潔重(ゆきしげ)氏(54)が立候補を予定している。

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