「遺留捜査」最終回に怪優・片桐仁&新星・佐竹桃華がゲスト出演

3月18日に最終回を迎えるテレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8:00)のメインゲストで、片桐仁、佐竹桃華が出演することが分かった。

本作は、事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁して事件を解決する、超マイペースで空気を読まない不思議キャラ、京都府警特別捜査対策室の優しき刑事・糸村聡(上川隆也)の活躍を描く人気シリーズ。

第6シーズンの最後に糸村が挑むのは、探偵・西野伸太郎(片桐)が殺害された事件。現場からは、なぜか“江戸時代の人骨”が発見される。西野はなぜ200年も前の人骨を所持していたのか? 謎に満ちた骨に導かれ、糸村が探し当てたのは、西野が捜し出した家出少女・大山環奈(佐竹)とその家族の秘密だった――。本シリーズ史上、最も衝撃と感動が詰まった“3分間”が待ち受ける、切なすぎる物語が展開していく。

数々の作品で独特のインパクトを放ってきた片桐が、本作では家出人捜索専門の“孤高の探偵”を体現。片桐は「探偵ということで、最初は怪しい感じかな〜?とイメージしていたんですが、監督から『ハードボイルドでいきましょう。笑わない男です』と言われて、『僕が?』と思いましたが、現場に入ってからは、それを意識しつつも、不自然にならないように演じることができたと思います」と明かし、最初は戸惑ったものの、現場では見事に監督のオーダーに対応。

そんな片桐を驚かせたのが、自身初となる東映京都撮影所での撮影だったという。「正直、“京都は怖い”というイメージがあったのですが、現場は“プロ集団”だな〜と感心しまくりでした。早すぎるセッティングと撤収、スタッフさんの無駄のない動き…本当にビックリしました!」と、伝統を受け継ぐ東映京都スタッフの“現場力”に感心しきりだった。

そして、本作で物語の鍵を握る少女・環奈を演じる佐竹は、昨年12月「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞「17LIVE賞」を受賞した期待の新星。受賞から約3カ月で、早くも念願のドラマ初出演が実現した佐竹は「ドラマに出ることが憧れだったので、聞いた瞬間は、まさか!!と信じられない気持ちと驚きでいっぱいでした。そして徐々に実感が湧いてきて、うれしい気持ちはもちろん、頑張るぞ!という気持ちになりました」とオファーの喜びとともに、気合がみなぎったとのこと。

また、両親に反発して家出した15歳の少女という繊細かつ難しい役柄を演じることについて「初めてのドラマだったので緊張しましたが、スタッフの皆さん、共演者の皆さんがとても優しかったので、安心して撮影することができました。環奈は親に対して反抗的な言葉や態度を取りますが、それだけが本心ではなく、戸惑いや寂しさなど、自分でもうまくコントロールできない感情もあるということを考えながら演技しました」とドラマ初出演ながら自信をのぞかせ、実際に揺れ動く少女の心情をきめ細やかに表現している。

さらに、劇中で連れ戻しに来た西野に頬を打たれるシーンでも「片桐さんのセリフからはもちろん、目の奥からもいろいろなものが伝わり、自然と環奈の気持ちになれたように思います」と女優魂を発揮して演じきった。初めて会った上川の印象は「外での撮影の時にカイロをくださったり、優しく声を掛けてくださったりと、とても優しくて落ち着いた方だなぁという印象です。そしてとにかく声がすてきでした!!」と目を輝かせる。

最終話には片桐、佐竹のほか、モロ師岡、山下容莉枝らも出演。上川をはじめとするレギュラーメンバーはもちろん、ゲストたちの力演がシーズンのラストを、切なく感動的に盛り上げている。

本日3月11日放送・第9話は、糸村と科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)が2人で登山に出かけ、遭難しかけるという異色のストーリーが展開。2人はたどり着いた避難小屋で男の遺体を発見し、そこに同じく下山途中の謎の美女(青山倫子)も飛び入りし、奇妙な一夜を過ごすことになる。糸村は亡くなった男性が持っていた遺留品のアロマキャンドルに興味を抱き、村木は美女に淡い恋心を抱くが、果たして被害者が山にアロマキャンドルを持ち込んだ、驚きの理由とは? そして、村木が絶体絶命の窮地に陥る。

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