早田ひな、五輪メダリストに苦杯 2大会連続4強入りならず<WTTスターコンテンダードーハ>

<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>

WTTスターコンテンダードーハの女子シングルス準々決勝に早田ひな(日本生命・世界ランキング26位)が登場し、馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール・同12位)にゲームカウント2-3で敗れた。

早田ひな vs 馮天薇

写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

早田はTリーグサードシーズン、日本生命レッドエルフのエースとして、レギュラーシーズン14勝3敗の成績を残し、年間MVPを獲得した。今大会直前のWTTコンテンダードーハでは、準優勝と駆け上がり、今大会も3回戦で世界ランキング8位の鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)を下している。世界ランクこそ26位だが、すでに世界トップ10レベルの実力を備えている。

写真:馮天薇(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE

対する馮天薇も、Tリーグに参戦しており、日本ペイントマレッツのツインエースの1人としてシングルス8勝9敗、ダブルス4勝6敗の成績を残した。成績こそ物足りなかったが、コロナ禍でストレスもある中、長期間日本に滞在し、慣れない環境でもチームを牽引し続ける姿勢を見せていた。また、北京五輪で団体銀、ロンドン五輪でシングルス・団体ともに銅メダルを獲得している。

これまで、国際大会での両者の対決は1勝1敗。直近は2020年のドイツオープンで、その際は早田がゲームカウント4-2で勝利している。

シンガポールのエースが早田下す

第1ゲーム、先に馮がゲームポイントを握るが、早田が追いつきデュースに。馮がサービスエースとレシーブエースの2連続得点で12-10と第1ゲームを奪い、声をあげガッツポーズを見せた。

お互いサービスからの攻めが良く、レシーブをどう上手く処理するかが得点の鍵を握る。第2ゲームも一進一退の展開が続き、8-7リードの場面で馮側が早くもタイムアウト。そこからまたしてもデュースにもつれ込んだゲームは、早田が奪い返した。

そこから第3ゲームを馮が、第4ゲームを早田が奪い、ゲームカウント2-2で最終ゲームへ。第5ゲームは馮が持ち味を発揮。全くミスのないラリーで得点を増やし、フルゲームの激戦は馮に軍配が上がった。

女子シングルス準々決勝

早田ひな 2-3 〇馮天薇(シンガポール)
10-12/14-12/5-11/11-7/6-11

文:ラリーズ編集部

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