iPS網膜細胞、移植手術に成功

目の病気10種類対象に研究

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神戸市立神戸アイセンター病院で、iPS細胞から作製した目の網膜色素上皮細胞を含む液体の移植手術を行う医師ら=3月上旬、神戸市(同病院提供)

 神戸市立神戸アイセンター病院は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した目の網膜色素上皮細胞を含む液体を移植し、視力低下や視野の欠損を伴う病気を治療する臨床研究で、1例目の手術を実施したと11日発表した。手術は合併症もなく約1時間で終了、成功した。1年間の経過観察をし、移植した細胞が定着して視力が回復するかどうかを確かめる。

 研究は、目の網膜色素上皮という組織が傷んで起きる10種類ほどの病気を対象にしている。今回手術を受けたのは関西地方に住む40代の男性で、網膜色素変性症という病気のため、矯正視力が0.01ほどになっていた。