女性3人組グループ「横浜から元気を届けたい」 ご当地名曲メドレー、動画投稿サイトで公開

「メドレー曲で横浜から元気を届けたい」と意気込む横濱シスターズ(本人提供)

 新型コロナウイルス感染症の拡大で経済活動が大きな影響を受ける中、横浜にゆかりがある3人組女性ボーカルグループ「横濱(よこはま)シスターズ」が、ご当地の名曲メドレーを歌うミュージックビデオを制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開することで、メンバーは「コロナに立ち向かい、横浜から元気を届けたい」と意気込んでいる。

 横濱(よこはま)シスターズは、団体職員、看護師、服飾店員だった3人が歌手になる夢を忘れられず、市内のボイストレーニングスクールでの出会いを機に結成された。

 2015年から市内を中心にイベントやライブハウスなどでR&Bや昭和歌謡など、幅広いジャンルでハーモニーを披露して人気を博していたが、コロナ禍でライブハウスや飲食店の店主らが苦境に立たされていると聞き、音楽の力で街を元気にしようと企画した。

 「横浜メドレー」(4分44秒)は市内の名所を巡って撮影されており、「ブルーライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)や「海を見ていた午後」(荒井由実)、「伊勢佐木町ブルース」(青江三奈)、「Love Affair 秘密のデート」(サザンオールスターズ)などの名曲がずらり。全11曲で、ハマっ子おなじみの横浜DeNAベイスターズ球団歌「熱き星たちよ」や「横浜市歌」もあり、ありあけ横濱ハーバーや崎陽軒のCM曲も収録した。

 ミュージックビデオには、企画に賛同した多くの仲間たちが友情出演。元横浜DeNAべイスターズの内藤雄太さんや元SDN48の歌手大山愛未さんが登場するほか、FMヨコハマのDJ2人の姿も。経済界からは菓子製造・販売「ありあけ」社長の堀越隆宏さんや勝烈庵社長の本多初穂さん、横浜魚市場卸協同組合理事の坪倉良和さんらが元気いっぱいの笑顔を見せる。

 リーダーの渡辺真帆さんは「『横浜愛』を伝える第一弾として撮影した。今後も横浜から良いエネルギーを発信していきたい」と話す。ミュージックビデオは、横濱シスターズのユーチューブ公式チャンネルで視聴できる。(三木 崇)

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