アメリカ発のロック・バンド、イマジン・ドラゴンズが、活動休止期間を経て2年ぶりに再始動した。2018年に発表したアルバム『オリジンズ』以降初となる新曲「フォロー・ユー」と「カットスロート」の2曲を同時リリースした。
「フォロー・ユー」は、ジョエル・リトル プロデュースのもと制作された、ギターと複雑なアレンジが満載のラブソング。この曲は、ボーカルのダン・レイノルズが彼の結婚生活の転機の時に書いたという曲だ。離婚届にサインしようとしていたダンのもとに、妻から「あなたを愛するのにあなたを所有する必要はないの」と書かれた一通のテキストメールが届き、彼の心を大きく揺さぶった。夫婦は離婚を次の週に延期、そして永遠に延期されることとなった。公開されたダン自身のSNSで「人生を変えたテキストはありますか？」という冒頭とともに、「そのテキストメールで完全に彼女に対する見方が変わり、まるで初デートの時の感覚になったんだ」と語り、愛する妻と息子も登場している。
一方「カットスロート」は、自分の中の批判者を殺すことをテーマにしたパンク調の一曲だ。イマジン・ドラゴンズは、音楽界の最重要プロデューサーの一人として知られるリック・ルービンと共に、マリブにあるシャングリラ・スタジオでこの曲をレコーディングした。
バンドメンバーにとってもパーソナルな苦悩があったここ数年で、ダン・レイノルズ（Vo）は2019年12月に、家族と個人的な成長に集中するために音楽業からしばらく離れることを発表。その休暇が創造的な再生の源となり今回新たなスタートを切った。
2012年のデビュー・アルバムリリース以降、「レディオアクティヴ」や「ビリーヴァー」、「サンダー」などといったロングヒットを生み出し、全世界で4,000万枚以上のアルバムを売り上げ、総計600億回のストリーミングを誇るイマジン・ドラゴンズ。2010年代最も売れたロックバンドとなり、怒涛の勢いで”ロック”というジャンルを再構築しグラミー賞も獲得する世界最大のアーティストの一員となった一方で、今回の２つの新曲が、そこには落ち着かない彼らの更なるクリエイティビティを証明している。
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イマジン・ドラゴンズ
シングル「フォロー・ユー」&「カットスロート」
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