スバル フォレスターに2年ぶりにターボモデルが復活した! これまでフォレスターの歴代モデルすべてにターボグレードが設定されていたが、現行モデルはハイブリッドとガソリンモデルのみの展開であった。スバルファンからすれば待ちに待った追加なのだ。そこで今回はフォレスターの既存グレードと一体何が違うのか? その差を見ていこう!
ブラックがターボの証拠!
2018年にデビューした現行型フォレスターは2.5リッターエンジンと2リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルの2本立てで登場。1997年に登場した初代モデル以来、歴代全てにターボエンジンをラインアップしていたために、スバルファンならずとも不満の声が高まっていた。
そんな背景からターボモデルの追加はかねてより期待されており、2020年11月に晴れて追加となったのだ。ちなみに搭載されるエンジンは新型レヴォーグと同じ1.8リッターターボとなる。
スポーツと名付けられたターボモデルは、メッキ加飾をふんだんに使用していた既存グレード(Xブレイクを除く)と異なり、ブラックで統一している。特徴的なのはブラック塗装されたホイール、さらには専用カラーのサイドミラーである。
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もしやフォレスター史上最上のデキ!? 車内の質感はスバラシイ
インパネのデザインは当然のことながら全く同じ。ところが、細かなところで差があるのだ。
例えばシートを見てみると、既存グレードに設定のなかったウルトラスエードと本革のコンビ表皮を採用している。
もっとも注目はその素材を助手席前やドアパネルなど細部に至るまで使用し、既存グレードにはないスポーツならではの高級感を演出している点だ。
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ターボモデルといえば、やんちゃなグレードを想起する人が多いはず。筆者もその一人でフォレスタースポーツの実車に触れるまでは、車内の質感は既存グレードとの差に大きな期待はしていなかった。だが、実際に触れてみるとシートと同じ素材をドアパネルにも採用するなど。見た目だけでなく触り心地もフォレスター随一のデキであった。フォレスターを検討するならば、エンジンなどの走行性能を抜きにしても素直にスポーツは進められるグレードであった。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】