新潟市中央区のピアBandaiがリニューアルオープン、県内各地の情報発信機能も強化

リニューアルオープン式典の様子

ピアBandaiにぎわい事業協同組合は12日、新鮮な地元の魚介類、精肉、農産物などを売る店が並ぶ新潟市中央区の複合施設「ピアBandai」のリニューアルオープン式典を開催した。今回のリニューアルはピアBandai10周年に際したもので、中央部に多目的利用可能なにぎわい広場「ピーカン・テラス」の設置したほか、今後は夜間イベントの開催など、よりインバウンドや若年層をターゲットとした企画を充実させていくという。ピア Bandai にぎわい事業協同組合の佐藤健之代表理事は「新潟の食をピーカン・テラスで体験していただきたい。またピアBandaiの関係者だけでなく、新潟の食品産業の関わる方がこの施設を大いに利用していただきたい」と式典のあいさつの中で話していた。

今回、完成したピーカン・テラスはハンギングパラソルを並べた開放的な空間であり、購入した商品を手に休むことができ、来場者の滞在時間や周遊率を高めることが期待される。

しかし、「ピーカン・テラス」は単なるにぎわい広場としての利用に留まらない。施設内には情報発信のためにインフォメーションセンターや200インチ大型モニターを設置し、県内各地の宝物(観光、食など)の情報を発信していく。

大型モニター

また、ピーカン・テラスを利用した夜市やダイニングイベントなどを積極的に開催していくという。第一弾として13、14の両日12時から17時まで、県内の5酒蔵の試飲イベント「ほろ酔いテラス」を開催する。料金は6枚綴りで1,000円(2回目以降は800円、お猪口がつかない)。1杯の酒(チケット1枚)や、串焼きや浜焼き(チケット2枚から)を楽しむことができる。

ピアBandaiは2010年10月、「にいがたの台所」をコンセプトに、観光振興と物産振興の両面を併せ持った複合施設としてオープンしてから今年で10周年。1年間の入場者は120万人、売り上げは23億円になる。

(上写真3枚)ピーカン・テラス

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