JR九州の快速列車「シーサイドライナー」として使われたキハ200形とキハ220形の計12両が11日、長崎県内での運行を終えた。長崎、諫早両駅では多くの鉄道ファンや市民がラストランを見送った。
200形が本県に新規投入されたのは1994年。今後は大分、熊本、鹿児島各県に転属する。県内では昨年3月に営業運転を始めた省エネ車両YC1系と入れ替わる。
午後10時ごろ、長崎市尾上町の長崎駅ホームには、乗客を含め約330人が集まった。車両は青赤の二色塗装と赤一色塗装の計4両編成で、行く先表示や車内の写真ポスターには「ありがとう」の文字。見送り客には記念ポストカードが配られた。ファンサービスで車両がいつもよりゆっくり動きだすと、乗客や社員も旗や手を振った。福岡市の男性会社員(52)は「このディーゼル音を最後に聞くために来た」と話した。
ありがとう「キハ200、220形」 鉄道ファンらラストラン見送る
- Published
- 2021/03/13 10:50 (JST)
- Updated
- 2021/03/13 23:37 (JST)
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