ROLAND “パクリ騒動”即謝罪で見せた気高きビジネス哲学

語録だけではないROLAND

ホストタレント・ROLAND(ローランド=28)のビジネス論が注目を集めている。

12日に都内で「ITトレンドpresents『User Award 2020』」(主催イノベーション)が開催され、ROLANDが出席。

同アワードでは、IT製品の比較・検討サイト「ITトレンド」に掲載された口コミをもとに、ユーザーから特に満足度が高かった企業を表彰。スペシャルプレゼンターのROLANDがトロフィーを贈呈した。

自身もアパレル、シャンパンの輸入業、美容などのビジネスを展開。11日のトークセッションでは「僕はどちらかというと人情派のビジネスマン。ロマンなどを追求したい」と話していた。

そして、テーブルに用意されたおしぼりのトレーを持つと「これを作って1億円稼げると言われても、僕は多分やらない。魅力を感じないから。それに比べて、月100万円の利益だとしても魅力があるものをやる。僕がやっているアパレルなんかもそう。魅力があることをやってもうけたい」などと持論を語った。

アパレルといえば、昨年12月に「女性を一流にするため」と銘打ったROLANDとGACKTのドレスブランドで起こったパクリ騒動が記憶に新しい。

騒動後、ROLANDは即謝罪。ユーチューブチャンネルには、自身のアパレルブランドの店舗スタッフに頭を下げて謝罪する動画が投稿され、自身のブランドでもパクリを疑われる可能性を作ったことにも謝罪した。その潔さがネット上で話題になったほどだ。

あるアパレル関係者は「ROLANDが即謝罪したのは、自分のビジネス哲学に背いてしまったから。それほどの信念を持っているということ」と指摘。

ROLANDが支持を集めるのは〝語録〟だけではなさそうだ。

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