【DDT】25歳ユニバ王者・上野勇希 50代の秋山、武藤ら「あえて無視」路線 突き進む!

ユニバーサル王座の価値向上に燃える王者・上野(顔写真は秋山)

DDTの14日・後楽園ホール大会で岡田佑介(28)とのV4戦に臨むユニバーサル王者・上野勇希(25)が、サイバーファイトグループ内を席巻する「50代王者」に対抗心を燃やした。

DDTでは現在、最高峰のKO―D無差別級王座を秋山準(51)が保持。同じグループ内のノアでも武藤敬司(58)がGHCヘビー級王者に君臨しており、上野は「僕みたいな若い王者がぼうぜんと走り続けても、いろんなことで勝てるところがない」と危機感をあらわにする。

それだけに、フリー選手の岡田を相手に20代同士のタイトル戦が後楽園大会のメインに据えられたことには、大きな意義を見いだしている。「せっかくなら同年代。DDTには同年代の選手がいっぱいいて、DDTだけじゃなくても同じくらいの年齢の選手は多いので。僕が上がっていくと、このベルトも上がっていく。このベルトが上がっていくと、もっと強い選手と戦える。ベルトとお互いに、すごさを積み重ねていきたい」。同年代との切磋琢磨と王座の価値向上の2つを今後のテーマに掲げた。

上野は「例えば僕がKO―Dに興味ありますとか、秋山さんとタイトルマッチをやりたいって言ったら、このベルトの価値は一気に下がると思う」とあくまで独自路線で秋山に対抗していく構え。団体の未来を担う若き王者は、創設1年半足らずの同王座とともに成長していく。

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