Rソックス・澤村がオープン戦初登板 指揮官「良い球を投げていた」

日本時間3月13日、澤村拓一(レッドソックス)がレイズとのオープン戦で初登板。5回表に2番手として登板した澤村は二死から二塁打を浴び、3者連続四球で1点を失ったところで降板した。予定の1イニングを投げ切れず、「神経質になりすぎた。二塁打のあと、制球が乱れてしまった」と悔しそうな表情を見せたが、アレックス・コーラ監督は「良い球を投げていた。1イニングを投げ切れなかったけど、大した問題ではない」と一定の評価を与えた。

5回表、2対0と2点リードの場面でマウンドに上がった澤村は、先頭のテイラー・ウォールズをライトフライ、続くジョセフ・オドムを空振り三振に仕留め、簡単に二死を奪ったものの、マイルズ・マストロボニにフェンス直撃の二塁打を許し、「打ち取ったと思った打球でもフェンスに届く」とメジャーのパワーに驚いた。

その後はブレット・フィリップス、ランディ・アロザレーナ、ブランドン・ラウと3者連続で四球を与え、押し出しで1失点。予定していた球数に達してしまったため、イニングの途中でマウンドを降りることになった。澤村は自身の投球を振り返り、「イニングの最初は自分のピッチングができていたけど、二塁打のあと、制球が乱れてしまった」と反省を口にした。

コーラは「試合前にも言ったけど、あくまでも調整のプロセスに過ぎない。結果は気にしなくていい。スプリットは威力があったし、良い速球を投げていた。1イニングを投げ切れなかったけど、大した問題ではないよ」とコメント。「まずは彼が初登板のマウンドに立つことができて良かった。開幕に向けて仕上げていってくれるだろう」と澤村への信頼を口にした。

なお、次回登板は日本時間3月16日が予定されており、対戦相手は再びレイズとなる。「課題は目に見えてわかるようになったので、次はそれを形にしたい」と次回登板への意欲を語った澤村。次は結果という形で指揮官の信頼に応えたいところだ。

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