根尾昴の〝現在地〟は―― 中日・与田監督が語った現状

中日・与田監督(右)と根尾

中日・与田剛監督(55)が、根尾昴内野手(20)の〝現在地〟について言及した。

13日のロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)は雨天中止。ナインは14日のヤクルト戦(神宮)に備えて室内練習場で汗を流した。この日の先発予定だった柳は、翌14日のヤクルト戦(神宮)にスライドすることになった。

注目の根尾の起用について、与田監督は「明日はスタメンです。レフトで」とキッパリ。ヤクルトの先発が奥川とあって「楽しみですね。昨日のロッテの佐々木(朗希)君もそうだし、いろんな球団で次世代を担うスター候補がどんどん出てきて、そういう対決が増えればいいなと思っている」と語った。

ここ5試合でわずか1安打と正念場を迎えつつある根尾の現状をどう見ているのか。指揮官はこう語った。

「もちろん、数字がいいに越したことはないが、数字だけ見ているわけではないし、違う部分で成長しているところはたくさんある。例えば、きのう(ロッテ戦)の最後の打席も、あそこで打てれば面白かったと思うけど、そういう巡り合わせみたいなものは持っている選手だと思う。これからそういうプレッシャーのかかる場面でどんどん打席に入ってほしい」

気になる開幕時の一、二軍の判断はいつごろになるのかについてはこう続けた。

「(開幕)ギリギリまでなるんじゃないですか。今、滝野も本当に頑張っているし、三好の走力、高松、岡林もそう。みんなそういう選手たちをぎりぎりまで見極めていきたい」

勝負の3年目を迎えた背番号7。次世代をともに担う奥川との対決に注目が集まる。

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