新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は13日、市内在住の70代男性と90代の男性2人、市外在住の80代女性の計4人が死亡したと発表した。また、10~90代の男女44人の感染を新たに確認。いずれも軽症か無症状で、13人の感染経路が分かっていない。
市によると、亡くなった4人の死因は、いずれも新型コロナウイルス感染症による肺炎。90代男性の1人は、クラスター(感染者集団)となった市内の特別養護老人ホームの入所者。発熱の症状などから2月25日に陽性と判明し、医療機関に入院後の同28日に死亡した。
この男性が入所していた施設では、職員1人が新たに感染し、陽性者数は計32人に。また、別の特別養護老人ホームでは、職員1人と利用者2人の感染が判明し、陽性者数は計69人となった。
このほか、職員と入院患者計4人の陽性が判明していた戸塚共立第2病院(戸塚区)では、新たに職員2人が感染。既に職員と利用者計4人が陽性となっていた特別養護老人ホームでも利用者1人の感染が分かった。市はそれぞれクラスターと認定した。