【J1】C大阪FW加藤が大先輩・大久保から〝極意〟を吸収「勉強させてもらっている」

大久保嘉人

J1C大阪のFW加藤陸次樹(23)が〝あの選手〟からストライカーとしての術を学んでいる。

昨季はJ2金沢で13得点をマークし、満を持して今季からJ1の世界に飛び込んだ。前節の清水戦(10日、ヤンマー)ではPKを外したが、13日の横浜FC戦(ニッパツ)では、途中出場ながら後半42分にFW高木俊幸(29)のラストパスを冷静に流し込み、J1初得点をマーク。試合も4―1で快勝し「とにかく結果、数字を残したかった。少ない(出場)時間で結果を残せたのはうれしく思う」と笑顔を見せた。

C大阪には、元日本代表FW大久保嘉人(38)が所属。この日も勝ち越し弾を決め、開幕から5試合で5ゴール。圧巻のパフォーマンスを披露する大先輩について「自分が真似をできるような(シュートの)打ち方をしていない」と苦笑いを浮かべながらも「『自分に合った形を決めた方がいい』とよく言われている。それは練習あるのみだと思っている。あとは動き出しとかも見本になっていて、いつも見ながら勉強させてもらっている」と日々観察を続けている。

今季の目標は「J1で2ケタ得点」と意気込む若武者が、大久保の教えを胸にさらなる飛躍を目指す。

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