【J1】横浜Mの前田大然が得点ランクトップタイへ浮上で東京五輪へ猛アピール 

前田大然

J1横浜MのFW前田大然(23)が今夏の東京五輪へ向けて猛アピール中だ。3―0で勝利した14日の浦和戦(日産)で2得点を挙げ、今季5ゴール目としてFW大久保嘉人(38=C大阪)に並んで得点ランキングトップに浮上した。

早くも昨季のリーグ3ゴール(23試合)を上回り、開幕4試合で5得点。量産態勢に入った点取り屋は「去年はサイドに張ってプレーしていたが、今年はサイドのときも中に入っていこうと考えてやっているのでうまくハマっている。続けていくことが大事」と語った。

アンジェ・ポステコグルー監督(55)が「去年は途中からだったが、今年はプレーシーズンから取り組んできて自分たちのサッカーの理解が深まっている」と語るように、よりチーム戦術へフィットしたことが結果につながっている。

その進化は、東京五輪を見据えても大きな意味がある。前田が担う前線のポジションはFW上田綺世(22=鹿島)やMF相馬勇紀(24=名古屋)らとの競争がし烈な上に、オーバーエージでの補強ポイントにもなっており、狭き門。かねて前田は「結果を残していかないと呼んでもらえない」と力説していたが、まさに〝有言実行〟の活躍だ。

新型コロナウイルス禍で開催するかどうか不透明な部分もあるものの、このままの勢いで五輪メンバー入りを射止められるか。

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