猫ひろし強風下のマラソン2時間31分53秒で優勝 自己記録更新ならず

「スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン大会」で優勝した猫ひろし

カンボジア国籍のお笑い芸人でランナーの猫ひろし(43)が14日に行われた「スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン大会」で優勝した。タイムは2時間31分53秒(非公式)。

新型コロナウイルスの影響で、昨年から市民マラソンや大規模大会が中止になる中、自己記録(2時間27分48秒)を更新すべく今大会に出場。15メートルの強風の悪コンディションながら、好記録でゴールした。

猫は「ベストを狙った大会でしたが、正直スタート時点の風の強さで難しいかなと思いました。5キロごとに向かい風邪と追い風の繰り返しだったので、向かい風で頑張って、追い風でタイムを稼ごうと心がけました」とレースを振り返った。記録更新はならなかったが「今回は今までで一番いい練習ができていたので、今回のタイムで落ち込まず、モチベーションを下げずに、市民マラソンが復活した時に、力を発揮できるようコツコツ走っていきます」と前を向いた。そして「僕のSNSを見て応援に来てくれた方もいたのでうれしかったです。ご期待に応えられなかったですが、ランニングをやっていてよかったと思いました」とファンに感謝した。

猫はカンボジア代表として2016年リオ五輪男子マラソンに出場(155人中139位)。自己ベストは2015年2月の東京マラソンで記録した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社