内閣支持率は3割台が続く 報道各社2月実施の世論調査まとめ

 

2月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関9社、および選挙ドットコムの世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。 

内閣支持率の低下はいったんストップ 

前回1月には、全体を通して初めて40%を切る結果となった菅内閣の支持率ですが、2月の調査では、「下げ止まり」といった形となりました。全体的な支持率は続けて30%台ではあるものの、1月と比較してみると、全体的には変化なし~微増という結果となっています。

もっとも支持率が上昇したのは毎日新聞・社会調査研究センターの調査で、前回1月16日の調査より5ポイント上昇の38.0%になりました。反対に、もっとも支持率が低下したのは共同通信の調査で、前回1月9-10日の調査より2.5ポイント低下の38.8%になっています。 

内閣不支持率は、1月と比較すると変化なし~微減という結果になっています。もっとも不支持率が上昇したのは共同通信、時事通信(前回は1月8-10日)の調査で、前回の調査よりそれぞれ3.1ポイント上昇の45.9%、42.8%になっています。

反対に、もっとも不支持率が減少したのは毎日新聞・社会調査研究センターの調査で、前回の調査より6ポイント減少の51.0%になりました。 

自民党は変化なし、立憲民主党は微増 

与党である自民党の支持率は、全体を通してはほぼ変化はありません。

前回の調査からもっとも上昇したのはJNN(TBSテレビ)の調査で、前回1月9-10日より2.5ポイント上昇の36.7%になっています。また、もっとも低下したのは共同通信の調査で、前回の調査より4.5ポイント低下の36.7%となっています。 

野党第一党の立憲民主党の支持率は、全体を通しては1月より微増という形となっています。

前回の調査からもっとも上昇したのはANN(テレビ朝日)の調査で、前回1月16-17日の調査より3.9ポイント上昇の11.8%になっています。そのほかの支持率もおおむね上昇を見せており、唯一低下を見せた選挙ドットコムの調査では、前回1月16-17日の調査より0.8ポイント低下の10.2%となっています。 

新型コロナウイルスの感染拡大が少し落ち着いたこともあってか、支持率の落ち込みもいったんは落ち着いた菅内閣。3月はどのような変動を見せるでしょうか。

<参考>
NHK 世論調査(2月5~7日実施、回答数1249)
時事通信 世論調査(2月4~7日実施、回答数1238)
JNN(TBSテレビ) 世論調査(2月6~7日実施、回答数1229)
読売新聞・日本テレビ 世論調査(2月5~7日実施、回答数1102)
共同通信 世論調査(2月6~7日実施、回答数1023)
毎日新聞・社会調査研究センター 世論調査(2月13日実施、回答数1042)
朝日新聞 世論調査(2月13~14日実施、回答数1597)
ANN(テレビ朝日) 世論調査(2月13~14日実施、回答数1046)
選挙ドットコム 世論調査(2月13~14日実施、回答数1028)
日本経済新聞 世論調査(2月26~28日実施、回答数974)
(データ分析・執筆協力:若林良)

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