新潟県が糸魚川市で発生した地すべりへの現在の対応状況を公開

新潟県は15日16時、4日未明に糸魚川市の西海来海沢地区で発生した地すべりの現在の対応状況を公表した(第10報3月15日15時現在)。

新潟県は12日に、流出土砂堆積部にワイヤーセンサー3基と監視カメラ3基を設置。また15日には、二級河川西川右岸側に工事用道路の設置を完了し、土砂の撤去作業を開始。また左岸側からも土砂撤去作業を進めるため、工事用道路の設置に着手している。

地すべり調査と応急対策に関しては、15日現在は地表移動量観測(移動標識6点、伸縮針5箇所)を運用中。また、調査・工事用道路の除雪が1,000メートル中889メートルが完了したほか、ボーリング暗渠工2箇所を設置中である。

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