福原愛と江宏傑の離婚騒動で…「中国 vs 台湾」関係悪化に拍車

福原愛さん(右)と江宏傑

卓球女子で五輪2大会メダリストの福原愛さん(32)と2016年リオ五輪卓球台湾代表の夫・江宏傑(32)の離婚騒動が収まらない。特に夫婦と関係の深い中国と台湾では受け止め方が全く違っており、注目を集めている。

中国では、夫・江のモラハラによって福原さんが離婚を決意したとの「週刊文春」報道を受けて、福原さんを擁護する意見が多数を占める。ところが、台湾では「女性セブン」が報じた福原さんの不倫疑惑の影響と、江の母国ということもあって夫を支持する声が目立っている。

中国メディア「光明網」は中国で〝愛ちゃん派〟が多い事情について、福原さんが卓球・中国スーパーリーグの遼寧省本鋼女子チームに所属していたことに触れた上で「福原さんは流暢な東北の言葉を学び、中国に多くのファンを持っている。さらに、中台関係の悪化の下で中国のネットユーザーのはけ口になっている」と指摘。さらに「選択の余地があれば、中国のネットユーザーはむしろ日本人を信頼するという明確なシグナルを伝えている」とつづった。

一方、台湾で逆の現象が起きているのは「台湾の与党が長年にわたって行ってきた『反中・反共』政策によって、ちょっとしたことでお互いの悪感情が蓄積されているのでは」と分析。さらに「スポーツなどの競争の場で中国と第3勢力が対峙すると、台湾のネットユーザーは常に第3勢力を支持してきた」と、台湾の政策が原因との見方を示した。

一連の離婚騒動が中国と台湾の関係悪化にまで波及するとは…。いったい〝着地点〟はどこになるのだろうか。

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