バトンやサインツ、ローブなど豪華ドライバー陣が参戦のエクストリームEがDAZNで配信決定

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 スポーツ配信チャンネルのDAZN(ダゾーン)は3月15日、電動SUVを用いたまったく新しいオフロードシリーズとして、2021年にシーズン初年度を迎えるエクストリームEのレース配信が決定したと発表した。

 2021年に初開催されるエクストリームEは、環境問題への関心を高めることを目的として設立されたフル電動SUVによるオフロードレースの新シリーズだ。同じくEVで争われるABBフォーミュラE世界選手権のCEOであるアレハンドロ・アガグによって設立された同シリーズは、アマゾンの熱帯雨林やグリーンランドの北極圏など自然環境の破壊が進む地域を会場とすることで、視聴者に対して環境問題の興味喚起を狙う。

 また、ジェンダーイクオリティ(男女平等)もシリーズにおけるミッションのひとつに掲げられ、モータースポーツ界では初めて男性ドライバーと女性ドライバーが二人一組となって1台のマシンをシェアして戦うユニークなフォーマットとなっている。

 そのドライバー陣には豪華メンバーが揃い踏み。元F1王者のジェンソン・バトンをはじめ、ダカールラリーで活躍するカルロス・サインツ、元WRC世界ラリー選手権9連覇王者のセバスチャン・ローブ、女性ドライバーではWシリーズ初代王者ジェイミー・チャドウィックなどの参戦が決定済み。

 さらにルイス・ハミルトンが手掛けるチーム『X44』や、ニコ・ロズベルグ率いる『ロズベルグ・X・レーシング』、バトンの『JBXE』、アメリカの強豪『チップ・ガナッシ・レーシング』に『アンドレッティ・ユナイテッド』など計10チームのラインアップもシリーズの魅力のひとつだ。

チップ・ガナッシ・レーシングとアンドレッティ・ユナイテッドのマシン

 そんなエクストリームEは、4月3~4日開催のサウジアラビア戦を皮切りに5月末のセネガル、8月にグリーンランド、10月にはブラジルと転戦し、12月のアルゼンチンで初年度のシーズンフィナーレを迎える。その観戦スタイルも独自のものとなり全戦無観客で実施されるため、ファンは後日配信される2時間番組を通してシリーズを追うことになる。

 日本での配信を担うことになったDAZNでは、大会に用いられる電動SUV『オデッセイ21』を含む機材の運搬船であり、運営拠点も兼ねる元貨客船セント・ヘレナ号の航海のなかで制作される、環境問題を取り上げたコンテンツも配信するとしている。

「DAZNとのパートナーシップを通してエクストリームEを日本にお届けできることをうれしく思う」と語るのは、エクストリームEのチーフ・マーケティング・オフィサーを務めるアリ・ルッセル。

「レース会場にファンの方々が入れない環境のなか、映像を通してより多くの人にリーチできることはとても重要だ。レースの迫力だけではなく、このチャンピオンシップを通じて環境問題や男女平等に関するメッセージを発信できることもとても楽しみにしている」

 ダゾーン・ジャパン・エグゼクティブ・バイスプレジデントのマーティン・ジョーンズは次のように述べた。

「この度、新しく始まる『エクストリームE』の記念すべき初大会を配信できることをうれしく思う。DAZNは、日本のモータースポーツファンの皆さまに充実したコンテンツをお届けできるようローンチ当初より注力してきた」

「多くの有名レーサーが関わる本大会はF1ファンの皆さまが楽しめるコンテンツになると思っている」

「この大会は環境問題へ真剣に取り組んでいることから会場には関係者しか入れないため、ファンの方々は映像を通じてしかレースを見ることができない。また、ジェンダーの壁も超えたドライバーたちが参戦するとのことで、ダイバーシティ・イクオリティ・インクルージョンの推進を掲げるDAZNとしては、配信を通じて本大会のミッションをサポートする」