佐世保のコロナワクチン接種 高齢者施設入所者を優先

 佐世保市は15日、4月から予定される65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種について、高齢者施設の入所者を優先する方針を明らかにした。
 市によると、現時点で把握しているワクチンの供給量は1950回分(975人の2回接種分)。今後の供給スケジュールが不明確なことや、重症化リスクが高い高齢者が集団で生活していることから、高齢者施設入所者の優先を決めた。
 対象は、医師が配置されている介護老人保健施設と介護医療院に入所する約920人。4月上旬に接種券を各施設に発送し、4月21日から1回目の接種を始める予定。ワクチンが余った場合には、施設従事者への接種を検討している。
 市は、接種に関する相談を受けるコールセンター(電0570.022.558)とインターネット上の予約サイトを開設。接種券の送付が始まり次第それぞれで予約を受け付ける。

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