シンガポールの定番朝食「カヤトースト」が東京で楽しめる!新宿の「ヤクンカヤトースト」は本場の味!

シンガポールは世界でも有数の食の都市。「ミシュランガイド シンガポール」のOnline版を見ると、234ものレストランが並んでいて、どのレストランも料理も魅力的です。そんなシンガポールの朝食といえば「カヤトースト」です。

ヤクンカヤトースト、日本上陸してます!

カヤトーストとは、ココナッツミルクやパンダンリーフなどから作られたカヤジャムをトーストした薄いパンで挟んだもので、シンガポールの朝食の定番です。シンガポールでカヤトースト専門店として有名な1944年創業の「ヤクンカヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)」が、2020年7月1日、東京・新宿西口にある新宿住友ビルの地下1階にオープンしました。

このヤクンカヤトースト、シンガポール国内で約70店舗、アジアを中心とした世界10カ国で約120店舗と、現地でもその他の地域でも人気のカヤトースト専門店です。

お店はフードコートの一店のようで、カウンターで注文と支払いを済ませると、調理完了を知らせる呼び出しベルを渡してくれます。席に座って待っていると「ピーピー」と。カヤトーストの準備ができたようです。

ココナッツの風味のカヤジャムにバター、たまごと醬油!

こちらが「Aセット」(490円・税抜)です。「カヤトースト・バター」と、「温玉」とドリンクです。

薄めの色よく焼けたトーストにはカヤジャムがたっぷりと塗られて、バターが挟まっています。カヤジャムは、たまご、砂糖、ココナッツミルクにパンダンリーフという材料で作られるココナッツ風味たっぷりのペーストです。パンダンリーフは独特な甘い香りと緑色の着色のために使います。

「温玉」は、かなりゆるゆるのゆで具合で、これが2個。たまごといえば、やっぱりお醤油!ということで、お好きな量の醤油をかけます。さらにお好みで白コショウも。

その醤油がけのフルフルたまごをカヤトーストにつけていただきます。「甘いものにお醤油なんて」と思うかもしれませんが、そんなことありません。お醤油は砂糖と相性がとってもいいですよね。みたらし団子も、肉じゃがにだってお醤油と砂糖を使っておいしくなります。そして、カヤトーストもまた、お醤油とたまごに合います。なるほど、これは完璧な朝ごはんです。

飲み物は「コピ」を選びました。コンデンスミルク入りのコーヒーです。濃厚な口当たりで、カヤトーストに負けない存在感があります。

カレーヌードルやチキンライスも、いろいろ楽しめます

ヤクンカヤトーストはカヤトースト専門店ですが、シンガポールの軽食もいろいろ楽しめます。上の「ミーレブス(カレー麺)」(900円・税抜)は、中華麺にスパイスたっぷりのカレーがよく合います。

そして、もちろん「シンガポールチキンライス」(900円・税抜)も。シンガポールチキンに必要なのは3つのつけダレ。ちょっと甘い濃口の醤油、唐辛子に油生姜が必須です。茹でたチキンのスープで炊いたご飯は、それだけでもとってもおいしくて、あぁ、またシンガポールのホーカーズ(屋内屋台)で食べたいなと思わされます。

こちらはシンガポールのヤクンでいただいた「蒸しパン」で、カヤバターを厚みのあるパンで挟んで蒸したもの。もちろん日本でもいただけます(390円・税抜)。日本のお店にはフレンチトースト・カヤやサンドウィッチも数種のほか、ラクサなどもあって、何度か通うことになりそうです。

次のシンガポールへの旅行を思いながら、それまでの間は新宿のヤクンカヤトーストでおいしいシンガポールを楽しみましょうか。

Ya Kun Kaya Toast 新宿住友ビル店

住所:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル 地下1階 B-7区画

電話: 03-6258-1358

営業時間:7:00~20:00

※新型コロナウイルスの影響により営業時間を短縮中

7:00~20:00(L.O.19:00)

定休日:ビルに準ずる。年末年始。

HP:https://yakun.jp/store-guide/

[All photos by Atsushi Ishiguro]

© 株式会社オンエア