森保監督 本田のチェック継続明言「アゼルバイジャンでのプレーも見ていければ」

森保監督(左)と本田

日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(52)が、アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーに入団した元日本代表MF本田圭佑(34)のチェック継続を明言した。

16日にオンラインで取材に応じた森保監督は、紆余曲折を経てネフチ・バクーへの移籍が決まった本田に言及。今季は残り8試合となっているアゼルバイジャンリーグについて「我々が使っているワイスカウト(サッカーのビデオやデータに関する世界最大のデータベース)は世界のサッカーをすべて見られる。本田がブラジルのボタフォゴでプレーしていたときも試合、本人のプレーは確認していた」としたうえで「アゼルバイジャンでの彼のプレーも見ていければ」と引き続き映像でチェックする方針を示した。今夏の東京五輪でオーバーエージ枠での代表入りを目指す本田にとっては、森保監督の視察対象から外れていないことは朗報と言えそうだ。

また指揮官はドイツ2部ハノーバーで新型コロナウイルス感染者が出たためチームが活動を停止したことを受けて、所属するMF原口元気(29)とDF室屋成(26)の招集を断念する方針も示した。

13日に選手1人が新型コロナウイルスで陽性判定となり、チーム全体が14日間の隔離措置に入っており「ハノーバーで陽性者が出て活動ができなくなっているという情報は受けているし、2人は基本的に招集できなくなる」と語った。なお、現地では陽性者が原口と報じられているが「報道は見ているが確認はしていない」とした。

サプライズ選出を狙う本田は、指揮官を振り向かせるプレーを見せることができるか注目が集まる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社