元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏(39)が16日、全国の小学校の一部で、体操着の下の肌着着用を禁止する指導が行われていた騒動について、自身のユーチューブチャンネルで語った。法律家からはどう見えるのか。
横粂氏は「ブラック校則などいろいろあるが、その最たるものが出てきたなと。嫌悪感すら感じています」と顔をしかめる。
今回のような肌着着用禁止やツーブロック禁止、またはスカート丈の指導などの時代に合っていると思えない校則はどうして存在するのか。
「一言で言うと〝ただなんとなくあるもの〟。スカート丈が短いと事件に巻き込まれるだとか、ツーブロックだと巻き込まれるだとか、データに基づかず変な校則が乱立している」と指摘した。
法律と校則の違いについて「法律は国民の代表者として政治家を送り出して、その政治家が決めているし、時代とともに変えようと思ったら、変える手段も分かっている。学校の校則は誰が作ったのか、誰が変えられるのか分からない」と解説。校則は成立過程が不明確なことが問題だとした。
変な校則についてはちゃんと親や学校、そして子供が話し合っていかないといけない。
「校則の理由が正当なのか。この目的のためにはこれしかないねというものを残すようにする」と指摘。また、学校でのトラブルを法的に解決するスクールロイヤーを紹介し、「弁護士の関与を高めていくべき」と訴えた。