新日本プロレス１６日後楽園大会「ＮＥＷ ＪＡＰＡＮ ＣＵＰ」準々決勝でＫＥＮＴＡ（４０）が鷹木信悟（３８）に敗れトーナメントから姿を消した。
序盤から強烈な打撃で鷹木を攻め立てたＫＥＮＴＡは、ＧＡＭＥ ＯＶＥＲ（変型クロスフェース）、タイガースープレックスを投入し試合の主導権を握る。反撃のＭＡＤＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮを浴びながらも、打撃の応酬から張り手の連打とつばめ返しの連発で再び攻勢に出た。
さらに側頭部に左の膝蹴りを叩き込み、ブサイクへの膝蹴りを発射。これをカウント２で返されると、ｇｏ２ｓｌｅｅｐを発射した。だがこの一撃をキャッチされると、ヘッドバットからポップアップ式デスバレーボムを決められ逆転を許す。最後はパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴン（変型ドライバー）で３カウントを奪われてしまった。
２００８年３月にドラゴンゲート大田区大会で行われたＧＨＣジュニアタッグ王座戦で病院送りにした鷹木との初シングルで手痛い敗戦。ＮＪＣ制覇の野望が潰えたＫＥＮＴＡは「１０何年越しにやって、俺が逆に１０何年前の自分に『１３年くらいしたらお前、しっかりやり返されてるよ』って言ってあげなきゃいけなくなったな。でもよ、１３年経って俺が負けることもあれば、もっと長い年月を経て俺が鈴木みのるに（ＮＪＣ２回戦で）勝ったりもするんだよ。プロレスって面白えな」と振り返った。
トーナメント制覇はバレットクラブの同門で勝ち残っているＥＶＩＬとジェイ・ホワイト（２８）に託した。ＫＥＮＴＡは「結局何が言いたかって言うと…結構、毎日毎日いろいろ言いたいこと言ってきたけど、自分のなかで『何がホントに一番言いたいの？』って自分に問いかけたとき、出てくる答えって『ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩはブス』ってこと！」と自身のＮＪＣを総括した。
