アルピーヌ、WECハイパーカークラスに参戦するノンハイブリッドLMP1マシン『A480』を公開

©株式会社サンズ

 アルピーヌ・エンデュランス・チーム(アルピーヌ・エルフ・マットミュート・エンデュランス・チーム)は3月16日、WEC世界耐久選手権2021シーズンの『ハイパーカー』クラスに送り込むLMP1ノンハイブリッドマシン『アルピーヌA480』を公開した。

 シグナテック・アルピーヌとしてLMP2クラスで過去8年間コラボレートしてきた同チームにとって、今年はWEC最高峰カテゴリーへのデビュー・シーズンとなる。シグナテック・アルピーヌは、LMP2においてル・マン24時間レースで3回のクラス優勝を遂げているほか、WECとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで2度のタイトルも獲得している。

 2021年より、WECの最高峰クラスはこれまでのLMP1から『ハイパーカー』クラスへと生まれ変わる。このクラスへは、主に新規定『ル・マン・ハイパーカー(LMH)』に基づいた車両が参戦できる。

 このLMH規定の車としてはトヨタGAZOO Racingが開発している『トヨタGR010ハイブリッド』、さらにアメリカのスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが開発している『グリッケンハウス007 LMH』が、2021年シーズンにデビューする予定となっている。

 さらに2022年にはプジョー、2023年にはフェラーリもこの新規定に加わることを表明しているほか、2023年からは北米IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次期最高峰規定である『LMDh』規則のマシンも、WEC『ハイパーカー』クラスに参戦することが可能となる。

 これらに加え、規則移行年の特別措置として、2021年に限ってハイブリッドシステムを搭載しないLMP1マシンの参戦も認められることになっており、シリーズはBoP(性能調整)を用いてLMHマシンとLMP1ノンハイブリッドマシンが同じ土俵で戦える環境を整えるとしている。

 2020年9月のル・マン・ウイークにおいて、2021年シーズンへのLMP1マシンでの参戦を発表したアルピーヌは、2021年1月にはニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール/アンドレ・ネグラオというドライバーラインアップも発表。そして、3月に入ったタイミングで参戦車両がお披露目された。

 発表されたアルピーヌA480は、昨年までLMP1プライベーターのレベリオンが使用していたオレカ製マシン『レベリオンR13』をベースとしており、ギブソン製4.5リッターV8エンジンを搭載している。マシンカラーリングは、LMP2クラスにおけるシグナテック・アルピーヌのマシンのイメージを引き継ぐものとなっている。

 2021年シーズンのWECは、新型コロナウイルスの影響によりカレンダーが2度にわたって変更されており、現在のところ5月1日にベルギーのスパ・フランコルシャンで幕を開ける予定となっている。ル・マン24時間レースは8月、シリーズ第4戦として開催される予定だ。

2021年のWECハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エンデュランス・チームのアルピーヌA480
2021年のWECハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エンデュランス・チームのアルピーヌA480
2021年のWECハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エンデュランス・チームのアルピーヌA480
2021年のWECハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エンデュランス・チームのアルピーヌA480
アルピーヌA480をドライブするラピエール、ネグラオ、バキシビエール