心に響く山形弁-「読者賞」1位

ダニエル・カールさん翻訳「ちちゃこいやつ」

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「ちちゃこいやつ」

 タレントのダニエル・カールさんが山形弁に翻訳した絵本「ちちゃこいやつ」が、親子で読んでほしい絵本大賞の「この本読んで!読者賞」で1位に選ばれた。リズム感のある山形弁が子どもらから好評だった。

 「ちちゃこいやつ」は、英国人作家の原作を翻訳した。おなかをすかせたオオカミが、ほら穴のなかの“ちちゃこい”生き物をおびき出そうとする物語で、昨年1月に発売された。

 同絵本大賞は、全国の読み聞かせの達人でつくる「JPIC読者アドバイザークラブ(JRAC)」が選考している。2回目の今年は読者の投票で選ぶ読者賞を新設し、「ちちゃこいやつ」が1位となった。読者からは「山形弁の音の響きが楽しいのか、子どもも興味津々でのぞきこんできました」「ほのぼのした絵と山形弁がぴったり」などと評価された。

 1位に輝いたことを受け、カールさんは「初めての絵本の翻訳でした。きれいでかわいらしい絵に誘われ、しかも山形弁で良いとのことで楽しんで書かせていただきました。各ページに登場する小さな虫を追いながら、皆さまちょっと読んでけらっしゃい」とコメントを寄せた。マイクロマガジン社発行、1705円。