UEFAチャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティはボルシアMGを2戦合計4-0で撃破してベスト8進出を決めた。
中立地ブダペストでの2ndレグもシティが2-0で勝利。この試合でもジョアン・カンセロを左サイドバックで起用したほか、CFを使わない0トップの布陣を敷いた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督は『BT Sport』のインタビューでこう述べていたそう。
ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)
「ドイツで着想したものだ。
彼らはボールを失うと、こちらのサイドバックがワイドになった時にカウンターで殺す。
それをバルセロナで学んだ。我々は素晴らしい選手がいたので、試合をよりコントロールしていた。
(バルサ相手だと)ひとつのボールを失わせるのに、相手は3つの銃と銃弾100発が必要だ。
ボールを失うのは不可能ではなかった。ドイツでは全く違った」
「(偽SBの)大きな理由は、ボールをパスするために中盤により多くの選手を配置するためだ。
ボールを失っても、多くの選手がいる、4~6人ね。ショートパスをすれば、よりコントロールできる。それが唯一の理由だ。
我々はそれをファビアン・デルフとともにやった。勝点100だったあの年は素晴らしかったよ。
ジンチェンコもジョアンもそれをやるクオリティがある。
全てのサイドバックがそれをできるわけではない。この前の試合はバンジャマン・メンディがプレーしたが、彼はサイドでプレーしなければいけない。
コンセプトは、ボールと一緒に守ること、出来る限りボールを持つこと、ボールがない時はアグレッシブになること。
ボールを持てば、パスパスパスだ。その状況を作るために中盤に多くの選手を置いている」
カンセロの偽SB起用は、ショートパスで試合をコントロールしつつ、ボールロストしてもすぐに回収するために中盤を厚くする方策とのこと。
ただ、メンディなどは中に入ってプレーするタイプではないので、全てのSBがその役割をできるわけではないとも説明していた。