体操界のキングこと五輪2連覇の内村航平(32)は17日、新たな所属先が自動車販売の「ジョイカルジャパン株式会社」(東京・品川区)に決まったことを発表した。契約期間は2024年3月までの3年となる。
前所属先の株式会社リンガーハットとは昨年いっぱいで契約終了。新型コロナウイルス禍による業績悪化が原因で、契約満了を待たずに打ち切りとなっていた。
新所属先のジョイカルジャパンとは17年6月からスポンサー契約を締結しており、これまでも広告宣言活動を協力。改めて所属契約を結んだ内村は「大変うれしく思っています。ジョイカルさんとは2017年よりスポンサー契約をいただき、いろいろな活動を通じ、ジョイカルの皆さんから熱い応援をいただき、とても力になっておりました」。また、メンテナンス業務に重きを置く同社に引っ掛けて「今後もプロ体操選手として、幅広い世代の方々へ体操の面白さを伝えていくとともに、長く活躍するためのメンテナンスの重要性も届けていければと思っております」とオシャレにコメントした。
本業も順調だ。両肩痛などを理由に昨年から鉄棒に専念。東京五輪は団体入りを諦めて種目別・鉄棒での出場を狙っており、昨年12月の全日本選手権では世界最高レベルの得点で圧倒Vを飾った。
リオ五輪後はプロ体操選手として競技普及に尽力。コロナによる過酷な環境は続くが、ようやく足元が固まり、いざ夢舞台に突き進む。