斎藤工と石田ゆり子の映画トークも WOWOWで「ミニシアターに愛をこめて」特集第二弾

映画好きの俳優・斎藤⼯が全国のミニシアターにエールを送るWOWOWの番組「特集︓ミニシアターに愛をこめて」で、「ナイト・オン・ザ・プラネット」「ルル・オン・ザ・ブリッジ」「穴(2001)」「アメリ」の4作品が放送される。映画の前後には案内役の斎藤と、⼥優・⽯⽥ゆり⼦のトークも放送される。放送は3月22日から25日。

テレビドラマなどで共演している2人の収録は、和やかな雰囲気の中で⾏われた。ミニシアターという⾔葉を聞いて、思い出す監督・作品について質問された⽯⽥は「グザヴィエ・ドラン」と回答。「初めて観たのが『わたしはロランス』という映画だったんですけど、なんだこれはと思って。彼の映像の作り⽅が好きというか。内容が分からなくても、⽬が離せない感じがあって。美しいなと思いました」とコメントしている。

放送に入りきらなかった未公開トークも、WOWOWオンデマンドにて3月22日より配信される予定。

■各作品のコメント

▼3月22日(月)夜11:00 「ナイト・オン・ザ・プラネット」

⽯⽥
わたしはウィノナ・ライダーさんと同世代なんです。とにかくこの映画のウィノナ・ライダーさんのチャーミングなこと。あんなにもガムをくちゃくちゃしているような役なのに、あんなにかわいく演じられる人ってなかなかいないと思います。

斎藤︓ジム・ジャームッシュの声がけに、世界中の才能が集まったということで、彼が注⽬のクリエーターであることが分かる映画だと思います。この映画はオムニバス作品なので、自宅でエンターテインメントを楽しむ上で、今の時代にとても合っている作品じゃないかなと思いました。

▼3月23日(火)夜11:15 「ルル・オン・ザ・ブリッジ」

⽯⽥
かなり不思議な作品だなと思いながら観ていました。主人公のイジーと、ヒロインのセリアの感じも、なんだか違和感をずっと感じていたんですが、そこが⾯⽩いと思って⾒ていました。セリフもなんだか⾯⽩かったですね。

斎藤
以前に観た時は、若者ながらにおじさんのハーヴェイ・カイテルが枯れていくせつなさを⾒ていたんですが、今⾒たら、完全に中年の哀愁にめちゃめちゃ共感している自分がいて。2週⽬の美味しさみたいなものがありました。

▼3月24日(水)夜11:15 「穴(2001)」

⽯⽥
わたしはホラーが苦手なんですけど、本当に怖かったですね。それから主人公のソーラ・バーチが魅⼒的で。いろんな表情ができる⼦だなと思いました。それから若き日のキーラ・ナイトレイも出ていることに気付いてビックリしました。

斎藤
オバケ屋敷じゃないですけど、映画館でホラー映画の体験をしに⾏くというのもミニシアターのひとつの特徴でもあるんですよね。この作品に限らずですが、ミニシアター系のホラーというジャンルを⾒ていくと⾯⽩いかもしれないですね。

▼3月25日(木)夜10:45 「アメリ」

⽯⽥
やはり何と⾔ってもオドレイ・トトゥさんのかわいさですよね。それに尽きます。そのための映画だと思うし、それでいいんじゃないかなと。そのためにここまで監督が作り込んでいて、彼⼥は幸せな⼥優ですよね。

斎藤
僕が大好きだった渋谷のシネマライズという映画館を代表する1本だったと思います。『アメリ』は⼥性に⽀持された映画なのかなと思いますが、20年以上たっても、映像のかわいらしさは全然色あせていないですね。

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