なりたい職業…ユーチューバーではなく「会社員」コロナ禍で安定現実志向?

哀愁漂う会社員がなりたい職業に

第一生命保険は17日、「大人になったらなりたいもの」調査の結果を発表した。全国の小学生、中学生、高校生の計3000人にアンケート。今の子どもたちがなりたいものは、なんと「会社員」だった。

小学生・男子は1位が「会社員」で、「ユーチューバー」「サッカー選手」が続く。小学生・女子は「パティシエ」が1位で、「会社員」は4位だった。ほかの中学生・男子、中学生・女子、高校生・男子、高校生・女子では1位が「会社員」。最近の子どもは現実志向ということなのか。

同社は「会社員」が1位を占めたことについて、「コロナ禍でリモートワークの導入が進む中、自宅で仕事をするお父さん・お母さんの姿を目の当たりにし、『会社員』という職業を身近に感じた子どもが多かったのかもしれません」「社会で働くということがより具体的になるにつれ、『会社員』や『公務員』など安定的・現実的な職業を志望する学生が多い」と分析している。

ネットの反応はさまざまだ。「この1年で大人になったんだな。前はユーチューバーだったのに」と歓迎する人もいれば、「リモートワークもいい効果ですね」「身近にいる人は格好よくみえるんだよね」と自宅で仕事をする両親の影響を前向きにとらえる人もいた。

また、「起業じゃなくて会社員って…夢がないなあ」「会社員という職業が夢になってしまうほど、まともな職が無くなってしまったのか」という意見もあった。

果たして彼ら彼女らは将来、どんな職業に就くのか。

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