東京で409人感染 古舘伊知郎が小池都知事に注文「『調整中』は使わないで国と闘って」

古舘伊知郎

感染者はもはや微増ではなく増加傾向を示しているのに緊急事態宣言を解除し、飲食店の時短営業を緩和するつもりなのか?

東京都の新型コロナ感染者数が17日、409人となり、2月の18日以来の400人超えとなった。こうなると埼玉県の大野元裕知事などは、この東京の感染者数から、解除に待ったをかけたいところだろう。では、肝心要の東京・小池百合子都知事は動くのか?

今月7日の宣言再延長の直前、神奈川県の黒岩祐治知事に〝虚偽報告〟を暴露されてから、言葉が少なくなった小池都知事。得意の〝小池劇場〟の幕が上がる気配はいまのところない。こんな様子に、フリーアナウンサーの古舘伊知郎が吠えた。

この日放送のTBS系ワイドショー「ゴゴスマ」に出演した古舘は「1都3県は、ここは急ブレーキを踏んでおかないときついだろう。小池さんが『調整中』という言葉は使わないでほしい! 国と闘ってみせる演出がうまい方なんだから。世論の風向きを見るのは気象庁以上ですから。ここでガツンと言うべきなんですよ!」と注文をつけた。

その小池知事は宣言が解除されても22日から31日までは、段階的緩和期間として飲食店の時短要請を午後8時までを同9時に繰り下げ、店舗ごとに1日4万円の協力金を支払うとする方針だ。感染者数が微増どころか、明らかに増加しているのに、緩和している場合なのか? どうする、小池都知事。

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